【上演時間 ⁄ 75分】
原作:手塚治虫 脚本:小村哲生
声の出演:藤田淑子
主題歌:戸田恵子
【当日仕込時間:90分~120分程度(暗幕の有無・会場の状況により多少異なります)】
限りある命の中で生きることの喜びと尊厳
西暦2405年……地球は急速に死にかかっていた。かつてそこには強大な帝国があった。だが、人類はついに超水爆を使い、自ら地球を滅亡へと追いやってしまった。生き残った人間は地底都市を築いたが、コンピューターに支配されすべてを機械に依存する生活に、次第に無気力になっていった。
ある日、その地底都市でさえ滅亡の危機が訪れ、最後の望みを持って地上へ出た娘“トキ”は絶望の中で火の鳥と出会った。
「あなたの望む、地球が最も美しかった頃の 時代に連れていってあげましょう」
トキは美しい浜辺に降ろされた。そこでトキは貧しい漁師の青年“ズク”と出会う。いつしか二人は仲の良い夫婦になった。生きがいを見つけたズクは、一生懸命に働いた。
1年が過ぎたある日、侍がやって来て、嫌がるズクを戦に連れて行こうとした。「この羽衣を差し上げますから、どうかズクを戦に連れて行かないで下さい」トキは未来から持ってきた、美しい羽衣を差し出した。
その羽衣がトキにとって大切なものだと知っていたズクは、その羽衣を取り返す為に侍の後を追って戦場へと向かった。
トキは、ひたすらズクの帰りを待ちながら、過去の時代にやって来たことを後悔した。過去の歴史を変えてしまうかもしれない羽衣……。そして、ズクは……。
「おめえと出会って、夢のような毎日だった…ありがとうよ…トキ」
小学校5年生
中学校2年生
保護者
教諭